はじめに
マークシートシステム Mark2は、普通紙でマークシート調査を実施するための支援ツールです。オンライン調査が一般的となった今日でも、紙での調査が必要になる場面は少なくありません。Mark2によりマークシートを日常的に活用することが可能となり、集計の負担が軽減され、より多くの効果的な調査・分析が実施されることを願って開発を進めています。
Mark2は、それ以前のマークシートシステムで課題となっていた事柄を解決し、またマークシート調査をさらに簡単に導入できることを目指して、2016年に慶應義塾大学SFC研究所社会イノベーション・ラボ(玉村雅敏研究室)にて開発プロジェクトをスタートしました。すでに、学力テストの解答用紙や、自治体による住民アンケート、スポーツイベントの来場者調査等で活用されています。
現在は、オープンソースプロジェクトとして開発を継続しています。
マークシート調査の流れ
調査設計を検討し、マークシート形式の調査票(印刷原稿)を作成します。
また、マーク認識に使用する座標ファイル(Excel形式)を作成します。
Mark2をより簡単に導入いただけるよう、汎用的なテンプレートを「Mark2テンプレート」として提供しています。こちらから、調査に合うテンプレートを選んでご利用いただくことも可能です。
調査票をプリンターで印刷し、調査を実施します。普段お使いのプリンターをご活用ください。
大量印刷のため印刷業者へ発注する場合は、鉛筆で記入できる用紙(上質紙など)をご指定ください。
回収した調査票をスキャナーでスキャンして、画像ファイルにします。
複合機もご利用いただけます。
マークシートシステム Mark2でマーク認識を実行します。
Mark2は、マーク認識を実行するWebアプリケーションです。マークシートのスキャン画像からマーク情報を読み取り、データ化します。処理結果はExcel形式でダウンロードできます。
Mark2は、どなたでも無料でご利用いただけます。
処理結果データを集計・分析します。
料金体系
基本料金
オプション料金
*1 印刷原稿の作成、座標ファイルの作成、Mark2の利用サポートが含まれます。印刷原稿はPDFで納品いたしますが、別途テキスト編集可能なAdobe Illustrator形式のデータをお渡しすることも可能です。
*2 同じ対象者からの重複回答を見つけることが可能になります。