CockroachDB Serverlessへの移行を開始

私がこれまで開発してきたシステムではデータベースにPostgreSQLを使うことが多かったです。これはHerokuで標準的に利用するデータベースがPostgreSQLだったことが主な要因でした。

クラウドでは様々なサービスに無料枠が設定されていて、モダンなサービスほど無料枠の恩恵を受けやすい傾向にあると思います。IaaSでサーバーインスタンスを運用すると時間あたりの課金が発生しますが、GCP Cloud RunやAzure Container Appsのようなコンテナを運用するとリクエストあたりの課金がベースとなって無料枠もあるため、費用を低減できる場合が多かったです。

そのような状況で、リレーショナルデータベースは時間あたり課金がされることが普通で、最近はサーバーレスのデータベースサービスも登場してきましたが、費用を試算すると割高になってしまうこともあるようです。私の場合もクラウドでリレーショナルデータベースを利用する場合に時間あたり課金が必要になることはしかたないと思っていたのですが、CockroachDBがクラウドサービスを提供していることを知りました。

CockroachDB Serverlessを試験的に利用してみたところ、十分に利用可能な水準であることがわかったので、まずは小規模なシステムのデータベースをCockroachDB Serverlessに移行しました。インデックスがしっかりと設定されていないと負荷が高くなってしまうとか、PostgreSQLとは異なる部分も認識することができました。

他のデータベースも段階的にCockroachDB Serverlessに移行していきたいと思います。

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